自分が住んでいる街が、有名なアーティストの歌詞に出てきたら、なんとなく嬉しいですよね。
椎名林檎さんの「正しい街」という曲の歌詞に「百道浜も君も室見川もない」というフレーズが出てくるのですが、僕は今、福岡の百道浜海岸沿いのマンションに妻と二人で暮らしています。
「あの日飛び出した此の街と君が正しかったのにね」というフレーズから始まる、椎名林檎さんの「正しい街」という曲。
1999年にリリースされた椎名林檎さんの1作目のアルバム、「無罪モラトリアム」の1曲目に収録されています。
最近だと、2019年11月22日に放送された「ミュージックステーション」で披露されたので、テレビでご覧になった方もいらっしゃることでしょう。
百道浜も君も室見川もない 歌詞の背景
何て大それたことを夢見てしまったんだろう
椎名林檎「正しい街」の歌詞の一節
あんな傲慢な類の愛を押し付けたり
都会では冬の匂いも正しくもない
百道浜も君も室見川もない
この曲は、椎名林檎さんが18歳のときに作った曲で、上京することを理由に、当時付き合っていた恋人に別れを告げた際の心情や、やり取りを綴った曲。
ちなみに、椎名林檎さんは、お父さんの転勤で1990年に静岡から福岡に引っ越してきて(当時11歳、小学校6年生)、それから上京するまでの7年間、百道浜、室見川がある福岡市早良区で過ごしています。
そんな背景があってか、百道浜や室見川を、椎名林檎さんの故郷“正しい街”福岡の聖地巡礼スポットとして紹介記事を書いている方もいらっしゃいます。
百道浜とは
百道浜は、福岡市早良区の北側にある海岸ですが、福岡市早良区百道浜〇丁目というような地名にもなっているので、「百道浜エリア」というように海岸周辺エリアを指す言葉としても使われます。
ちなみに、福岡PayPayドーム付近の海岸は正式には「地行浜」ですが、地行浜と百道浜を総称して「シーサイドももちエリア」と呼ぶので、「百道浜といえば福岡ドーム」という解釈をされてる方も多いです。
百道浜はサザエさんゆかりの地
百道浜は、サザエさんの原作者、長谷川町子さんがサザエさんを思いつき、構想を練った場所としても知られています。
百道浜から福岡市早良区の脇山口交差点までの約1.6 キロの通りは「サザエさん通り」と呼ばれ、福岡の観光スポットにもなっています。
マスオさんは大阪生まれ。サザエさんとはお見合い結婚。
サザエさん一家は、当初、福岡に住み、波平さんの転勤で東京に引っ越しました。サザエさんと大阪生まれのマスオさんのお見合いの場所も福岡市です。
マスオさんは大阪生まれ。
サザエさんとはお見合い結婚。
これ、知ってる人は少ないのではないでしょうか。
百道浜では花火大会も
百道浜は、福岡市最大規模の花火大会「シーサイドももち花火ファンタジアFUKUOKA」が開催される場所としても知られています。
ただ、2019年の開催を最後に、次はいつ開催されるかが未定なので、残念です。
ちなみにスピッツの草野マサムネさん、浜崎あゆみさんも福岡市早良区出身
福岡市早良区出身のアーティストは、椎名林檎さんの他にも、スピッツのヴォーカルの草野マサムネさん、浜崎あゆみさんなどがあげられます。
早良区じゃなくて中央区ですが、スピッツの「さわって・変わって」という曲の歌いだしの歌詞には「天神駅」が出てきます。
天神駅の改札口で 君のよれた笑顔
「さわって・変わって」スピッツ
行き交う人の暗いオーラがそれを浮かす
おわりに
というわけで、今回は僕が住んでいる街「百道浜」が歌詞に出てくる、椎名林檎さんの「正しい街」という曲の紹介から始まり、百道浜とはどんなところなのか、サザエさん通りとは、その他、福岡市早良区出身のアーティストについて記事を書いてみました。
最近、サザエさんの炎上騒ぎがありましたが、僕は早良区民としてサザエさんを応援します!(笑)