以前、僕が住んでいる福岡市早良区百道浜のことを「百道浜も君も室見川もない」という記事を書いて紹介しました。
ええ、椎名林檎さんのファンの方なら、よくご存じの、あの「百道浜」です。
それはさておき。ふと思ったのですが、そもそも「百道浜」って読めますかね?
福岡に住んでいる人だったら、おそらく当たり前に読めるんですけど、そうでなければ読めない人もいますよね?
以前、僕が沖縄に行ったときに、「南風原」とか「東風平」が読めなかったように。
ちなみに、「南風原」は「はえばる」、「東風平」は「こちんだ」
「百道浜」は「ももちはま」と読みます。
百道浜というくらいですから、海岸沿いに位置しているのですが、この百道の海岸はサザエさんが発案された場所としても知られています。
サザエさん誕生のまち、福岡市早良区
漫画「サザエさん」は、かつての百道の海岸で発案されました。作者である長谷川町子さんは、幼少期、戦中戦後を福岡で過ごしました。
福岡市そして早良区は、サザエさんが生まれ育ったゆかりの地であり、長谷川町子さんとの関りが深い街です。
サザエさんと長谷川町子という本を読んでみた
この本は、15歳で天才少女としてデビューし、72歳で亡くなる5年前まで描き続けた長谷川町子先生とその家族のことを、ノンフィクション作家の工藤美代子さんが書いた一冊。
ほのぼのしたサザエさん一家とは対照的に、なかなか壮絶な人生を歩まれた長谷川町子先生の一生を垣間見れるという点が、とても興味深かったです。
本には詳細が書かれてますが、ネットでも「長谷川町子 遺産」とか「サザエさま」と検索すると色々と情報は出てきますので、興味があればぜひ調べてみてください。
磯野家の謎という本を読んでみた
この本、1992年に出版され、200万部を超える大ヒットとなったようです。当時、僕は17歳でしたので、たしか学校でも話題になったような気がします。
ちなみに、この本には、さまざまなサザエさんに関する疑問が、Q&A形式で書かれていて、たとえばこんなことが書かれてます。
(問)磯野家の人々の年齢はいったいいくつなのだろうか?サザエは本当にフネの娘か?
(答)波平54歳、フネ48歳、サザエ27歳(以上推定)。フネは実は、波平の後妻だった。
「磯野家の謎」東京サザエさん学会(編)より抜粋
「え?フネさんって後妻だったの?だからサザエとカツオは年が離れてるの?」って思いますよね?
もちろん、作者の長谷川町子先生が書いたものではないので、あくまでも推測、信じるか信じないかはあなた次第な本ですが、サザエさん好きなら、けっこう楽しめる内容なので、興味があればぜひ。
ちなみに、サザエさんとマスオさんは、福岡の岩田屋デパートの食堂でお見合いをして結婚しています。
信じるか信じないかは、あなた次第。